本記事では槙島聖護がPSYCHO-PASSの中で読んでいた本をご紹介します。
どんな本なのかあらすじも掲載しております。
2012年にノイタミナ枠で放送された犯罪心理アニメPSYCHO-PASS。
多くの人を魅了し、今も続編が続いている名作の一つです。
中でも一期の主人公の一人である槙島聖護は魅力的ですよね。
溢れる知性と冷酷さで一躍人気ものになりました。。
槙島聖護が本を引用しながら喋るのがほんとにかっこいい
全部読みたいな。
暇人(@ships_himajin)です。
PSYCHO-PASSの槙島聖護がきっかけで本を読み始める方もいらっしゃいますよね。
SFものや哲学もの等槙島聖護の読書の幅は広いです。
本記事では槙島聖護がおすすめした本をご紹介します。
・PSYCHO-PASSが好きな方
・槙島聖護が好きな方
・槙島聖護が読んでいた本を読みたい方
PSYCHO-PASS槙島聖護おすすめの本(名言・引用)
それでは、PSYCHO-PASSのアニメにて槙島聖護読んでいた本、影響を受けていた本についてご紹介します。
因みにPSYCHO-PASSを全話一気見するならプライムビデオがおすすめ。
私はプライムビデオで映画含めて全話見ました。
Amazon Prime video公式ページ寺山修司『さらば、映画よ』
読むといい。戯曲『さらば、映画よ』。皆誰かの代理人なんだそうだ。代理人たちがさらにアバターを使って、コミュニケーションを代理させている。
第5話「誰も知らないあなたの顔」
5話目で登場しました。
御堂がキャラの模倣をした際に、槙島聖護が呆れて見放したときに槙島聖護が言及した話です。
御堂に対して「お前自身の考え方はあるのか、自分自身がないのっぺらぼうだ」と槙島聖護は告げています。
その際に引用した本ですね。
「さらば映画よ」は下記の毛皮のマリーに掲載されています。
シェイクスピア 『タイタス・アンドロニカス』
6話目で登場しました。
シェイクスピアの悲劇タイタス・アンドロニカスです。
槙島聖護が泉宮寺豊久とともに王陵璃華子を追い詰める際に朗読した本です。
とてつもなく残虐な描写のある本です。
もはや喜劇のような激しく猟奇的な表現が登場します。
「美しい華も、いずれは枯れて散る。
それが命あるもの全ての宿命だ。
ならいっそ、咲き誇る姿のままに時を止めてしまいたいと思うのは、無理も無い話だね」
第6話「狂王子の帰還」
「だがしかし、もし君が彼女を実の娘のように愛していたと言うのなら、君は、あの子のために流した涙で、盲目になってしまうのかな?」
第6話「狂王子の帰還」
王陵理香子が自己満足で犯罪を犯していることを批判しています。
芸術性の模倣しか出来ない王陵に槙島聖護は愛想をつかしてしまいます。
フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
フィリップ・K・ディックかな。ジョージ・オーウェルが描く社会ほど支配的でなく、ギブスンが描くほどワイルドでもない。
第6話「狂王子の帰還」
15話目のチェ・グソンとの窓際ティータイムで登場しました。
人間だと思ったらアンドロイドで、アンドロイドだと思ったらいや人間でした。
そんな状況の中で主人公はアンドロイドに同情します。
誰が犯罪者で誰が犯罪者ではないのか。
感情移入法という測定方法で測定結果からアンドロイドだと分かればレーザー銃で破壊する。
アンドロイド=「PSYCHO-PASSの世界での犯罪者に相当?」なのかなと思います。
自分で判断しないで機械(ドミネーター)の言いなりで大丈夫か?
というPSYCHO-PASS作品上の問題提起はこの本を参考にしているのかと思われます。
ジョージ・オーウェル『1984年』
15話のチェ・グソンとのティータイムの中で登場した本です。
(4話のスプーキーブーギー事件でも登場しました。)
槙島聖護は1984年の世界について「支配的」だと述べていました。
ディストピアものでいちばん有名な本です。
第4話「誰も知らないあなたの仮面」でも読んでいました。
PSYCHO-PASS自体がディストピアもので監視社会というのはこの小説を参考にした世界観だからでしょう。
監視社会で憎悪を基調とする社会はゾッとしましたね。
デカルト『情念論』
デカルトは、 決断ができない人間は、 欲望が大きすぎるか、悟性が足りないと言った。
第6話「狂王子の帰還」
11話の船原ゆきのシーンで登場しました。
友人を助けたいし自分も無意識的に助かりたいと思っている。。
常守朱を批判した槙島聖護の発言です。
デカルトは情念論において心身二元論(肉体と精神が別々の物として考えること)を説いています。
方法序説も有名ですよね。
疑って疑って疑いまくる自分は確固として実在するという意味で「我思う故に我あり」
という名言が登場しました。
方法序説にも興味のある方はこちら。
マルセル・プルースト 『失われた時を求めて』
合計10冊くらいある小説でとても長い小説です。
主人公の恋愛模様(たまに同性愛)が淡々と続く物語です。
紅茶をマドレーヌに浸すことで故郷の匂いを思い出すという
「プルースト効果」の原典がこの小説です。
槙島聖護もやっていましたね。
引用で登場したわけではないですが、槙島聖護のマドレーヌの食べ方はこの作品から影響を受けています。
チェ・グソンと話しているときのシーンで登場します。
私も紅茶にマドレーヌを浸して食べたことがありますが、
やり過ぎるとマドレーヌがビチョビチョになりました。。
真の発見とは新しい景色を探すことではない。新しい目で世界を見ることなのだ。
というプルーストが残した名言はなんとイノベーション開発手法にも生かされています。
(TOC Innovationという方法です。興味ある方は検索してみてね。)
下記の「スワン家のほうへ」は最終話で狡噛が船で読んでいた本です。
シリーズの一番最初ですね。
悪徳の栄え
17話目で登場します。
アニメでは赤い表紙の本でタイトルまでは表示されませんでした。
槙島聖護が以前、藤間幸三郎に貸していた本のタイトルです。
サディズムで有名なサド伯爵が書いた本です。
SM行為の創始者とも呼ばれています。
読んでみた感想ですが、登場人物は変態と犯罪者しかいません笑
それらしく悪徳(SM行為等)を正当化し、凌辱(りょうじょく)的な行為がひたすら続く本です。
こんな本が200年前に書かれていたのが驚きです。
当然日本国内では、戦後間近は発禁本として取り扱われていました。
ガリバー旅行記
シビュラシステムから勧誘を受けた槙島がガリバー旅行記を持ち出して断ったシーン。
「まるでバルニバービの医者だな」と皮肉ります。
バルニバービの医者ではそれぞれ争っている者同士の脳を繋ぎ合わせる手術が登場します。
悪人の脳をかき集めて調和を保っているシビュラシステム。
シビュラシステムを類似エピソードで皮肉ったわけですね。
藤間は皮肉の天才だと槙島を称賛しました。
それから藤間を暴行し、颯爽と航空機から逃亡します。
その他様々な風刺が登場するガリバー旅行記。
決して児童文学という枠組みだけでは語れない名作です。
槙島聖護の名言
槙島聖護は数々の名言を残しています。
以下本に関する名言を紹介します。
本はね、ただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールでもある。調子の悪い時に本の内容が頭に入ってこないことがある。そういう時は何が読書の邪魔をしているか考える。
チェ・グソンとの会話のシーンで出てきます。
調子が悪い時でも、すらすらと内容が入ってくる本もある。何故そうなのか考える。精神的な調律、チューニングみたいなものかな。調律する際大事なのは紙に指で触れている感覚や本をペラペラめくったとき瞬間的に脳の神経を刺激するものだ。
槙島聖護によると電子書籍は味気ないらしいです笑
まとめ
私も槙島聖護に触発されて本を沢山読みましたね。
学生時代の懐かしい思い出です。
PSYCHO-PASSの新作が始まる今、思いを馳せながら読書にふけるのはいかがでしょうか。
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