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こんにちは暇人です。
本日は昨日までとは少し趣向の異なる記事を書いてみました。
サイゼリヤは定期的に炎上しますよね。
![森のリスB](https://ships-himajin-blog.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
サイゼリヤって安くてハイクオリティで僕は良いと思うんだけどなぁ。
サイゼで喜ぶ彼女とは
サイゼで喜ぶ彼女 pic.twitter.com/i4JaJF2JNI— クレハ@新刊メロン委託中 (@KU_RE_HA) February 8, 2022
このツイートに関して
女性がサイゼリヤを美味しそうに食べるだけで炎上する国、ジャパン— トゥーンベリ・ゴン (@damarekozou35) February 10, 2022
サイゼリヤで思うのは、値段以上のクオリティを提供していても、客は質など見ていなく値段が安いものをバカにする、舐めてかかると言う事。そこには感謝は存在しない。サイゼリヤと同等の味で値段が倍のものを高級店らしい建物で提供すれば客はいい店に来たと満足するのである。— しばたみつまるWF7-5-2 (@mitsumaru_shiva) February 10, 2022
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「デートでサイゼリヤ」の話題って定期的に論争になりますね。
そもそも食べ物に関してここまで食べる前に色々と考えてしまうことが理解できません。
これまでの人生で幸せを感じていなかった人は目の前の幸福を追求しがち。
ギリシャ哲学におけるストア派セネカの「生の短さについて」を読むと、参考になるのではないだろうか。
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ストア派の厳格なギリシャ哲学者だよね。
セネカはひたすら生きることについて考えたギリシャ哲学者ですが、
多忙な人は振り返るべき過去をもたず、ただ現在だけを生きている。
過去を振り返ると後悔をするから現在のみ議論して考えて突き合い、攻撃するということですね。
ヴィクトール・フランクルの夜と霧にも似たような記述があります。
そもそもサイゼリヤに来ました。そこでご飯食べるという瞬間にあれこれ考えてはいけないんです。
我々が振り返り、議論すべきは過去か未来のこと。
ご飯についてあれこれ言うよりはサイゼリヤに来たんであれば、
美味しく食べながら「過去」か「未来」ついて議論し、談笑すべきなのではないでしょうか。
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受験期とか辛いバイトとかそういう類の過去も振り返ってみると意外と良い思い出だったりするよね。
![暇人](https://ships-himajin-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/cropped-Viridian-e1653402330981-150x150.png)
その通り!過去を振る返って思い出に浸るとスルメの如く良い思い出に変わったりする。
目の前の幸福を追求しがちな人は過去を振り返ることを恐れているのかもね。
セネカの「生の短さについて」はこちらの記事で詳しく説明しています。
そもそもサイゼリヤで攻撃する人は何を求めているのでしょうか。
デフレが進む中で、手軽な美味しさを低価格で実現したサイゼリヤは一種のイノベーションです。
時代が違うんです。
もうバブルではないんです。
日本経済が最大瞬間風速だった頃とは違います。
私は20代ですが、多少のジェネレーションギャップを感じてしまいます。
高級レストランで体験できる高級感ですか。美味しさですか。
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みんなさ、もう生きていくので精一杯なんだよ。お金もないし。
値段が高ければ良い、雰囲気が良ければ良いという普遍的価値観は失われつつあります。
今はその人それぞれの紡ぎ出した絵、写真、ダンスが「エモい」という一言で称賛される時代です。
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値段が高いものが必ずしも良いって思えないんだよね。
![暇人](https://ships-himajin-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/cropped-Viridian-e1653402330981-150x150.png)
みんなが暇潰しをするときもモノの消費からコンテンツ等の消費にシフトしているよね。
それぞれに共通するのは値段でもなく。
現在でもなくそれらを形作っている裏側に見えるクリエイターの努力や体験価値です。
それらを形作るのはクリエイターの過去であり、現在ではありません。
コンテンツは切り取れた断片的時間であり、人間としての重みです。
その人の「断片的過去」で現在ではありません。
それと同じでただ雰囲気やステータスにこだわってしまうのはあなた自身の重みが不足しているかもしれません。
サイゼリヤや4℃で炎上させたい人は自分の価値観を押し出しすぎているのかもしれません。
Fの真夜中乙女戦争から幸せを考察してみる。幸せは捉え方次第。
20代、30代に支持されている作家Fの小説で真夜中乙女戦争というものがあるのですが、そこにも示唆深い記述があります。
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池田エライザと永瀬廉が主演で映画化もされたよね。
「20代で得た知見」も気になってるよ。
「幸せになりたいと願う人間が、いつまでも幸せになれない理由を知ってるか?」
真夜中乙女戦争
「誰にそんな普通幻想を埋め込まれたのか知らないが、おまえはこうあるべきだ、という台詞には、だからどうしたと言ってやれ。」
真夜中乙女戦争
「でもたとえば今ラーメンが来る。
箸を割る。
そんな瞬間を幸福だと断言できるような感性が、
賭けが、
信念が今のお前には絶対に必要なんだ。
それは本には書いていない。」
真夜中乙女戦争
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幸せになる人って考え方次第だと思うなぁ
![暇人](https://ships-himajin-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/cropped-Viridian-e1653402330981-150x150.png)
レンガ積みの職人でもあるけど、同じ時間を過ごしていても捉え方次第で人は幸せになったり不幸になったりするし。
自分の価値観を押し付けてしまうのは、人と比較して自分が異なっていることを知るのが嫌だからです。
普通になりたい人なんだなと。
貴方の過去を振り返ってください。
過去はあなたの過去の記憶、悔しさや悲しいことを含めてあなたものです。
過去はあらゆる事象から独立不干渉でいつでも振り返ることが出来ます。
過去を振り返り、思い出を他の人と共有することを恐れてはいけません。
恐れる人は過去や未来のことを考えもせず、目の前の幸福のみを追求してしまうのです。
(byセネカ 生の短さについて)
炎上するのはコンロだけで良いんです。
サイゼリヤのメニューはこちら
【おまけ】私のサイゼリヤおすすめメニュー
最後にサイゼリヤ大好きな私がおすすめメニューを紹介します。
出張しているときにサイゼリヤに行ったのですが、隣の女子大生グループが下記のメニューを全て注文してました。
慣れているなと思いました。
- エスカルゴ
- ミラノ風ドリア
- パルマ風パスタ
- ティラミス
- 辛味チキン
- アロスティチーニ
パルマ風パスタはオリーブオイルとチーズをたっぷりかけてアレンジするのが好きです。
日伊通訳のマッシさんのアレンジ方法ですね。
ミラノ風ドリアのアレンジ方法は下記ツイートをご覧下さい。
紹介した本達
セネカ 生の短さについて
こちらの記事で詳しく解説しています。
F 真夜中乙女戦争
本の内容について詳しくはこちら。
![](http://image.moshimo.com/af-img/1762/000000030611.gif)