本記事では就活生の方向けに老舗化学メーカーである旭化成の将来性についてお話します。
また、短期的、長期的な将来性どちらも書いています。
このページだけで化学業界の常識も学ぶことが出来ます。
就活しているけど、企業の難易度が分からないなあ
暇人(@ships_himajin)です。
学生時代は就活を穏便に乗り切り、第一志望の企業に内定しました。
今回は就活生の方向けに私の知見を取り入れながら旭化成の将来性について書きます。
今後、住友化学、三井化学、信越化学工業等の大手化学メーカーについてもまとめていきます。
乞うご期待！
社会人の目線からの業界情報も入れていますよ。
後悔させません！
ゆっくりしていってね。
・旭化成の将来性が気になる方
・将来性がある企業に行きたい方
・将来性のある企業の見分け方を知りたい方
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旭化成の将来性（強み、弱み）、銘柄分析
今回は強み（安定した事業等）、弱み、新規事業の観点から将来性について見ていきたいと思います。
就活、転職または投資にお役立て下さい。
旭化成の強み（安定した事業等）
やはり事業の多角化が成功していることです。
それぞれの事業が巨大でそれだけで成立するほどです。
住宅やマテリアル事業は求められる特性や知識が全然異なりますが、
それぞれそれなりの営業利益率を誇っています。
個人的に割と不思議な会社だと思います。
こんな全然違う分野をそれぞれ両立させるのはとても珍しいことです。
ダスキンの掃除とドーナツ事業を両立させているものですね。
たとえは極端ですが、事業の多角化は企業の将来性を語る上で大事なことです。
加えてセパレーターやナイロンの原料であるヘキサメチレンジアミンの供給を担っているのもポイントです。
ヘキサメチレンジアミンは旭化成含め世界でたったの4社しか作れません。
（Ascend、Invista、Solvay、旭化成の4社）
これは合成フローの難易度の高さ、設備投資の難しさに起因しています。
地道な技術改良も得意でM&Aも優秀。
大抵の企業はどちらかしか得意でないのにほんとにすごい会社。
旭化成の弱み（海外売上比率のばらつき）
安定した企業に間違いないですが、
やはり海外売上比率のばらつきが気になります。
住宅事業以外は海外売上比率はそこそこあるのですが、住宅事業は海外売上比率が低い。
旭化成の住宅事業（旭化成建材等）のほとんどは日本での売上です。
そのため売上は日本の新築着工件数に大きく依存していると考えられます。
日本の少子高齢化は加速していくばかりなので日本の売上が大部分である建材メーカーは将来厳しいでしょう。
最近は米国や豪州の住宅関連企業の買収を進めているのでまあ将来的には大丈夫でしょう。
事業以外での旭化成の弱み
マテリアルや住宅等ぜんぜん違う事業を両立させるのはとても強いですね。
事業の多角化は進んでいます。
これは裏を返せば事業間のシナジーがまだあまりないことを指します。
例えばマテリアルの知見を活かして新しい建材を作る等これからの流れに期待します。
今後伸びそうな事業
旭化成の将来性を牽引する事業はヘルスケア事業です。
この会社は買収がかなり上手く、高い利益率を保持しながら利益を上げています。
旭化成の将来性
製造業に身を置き、研究開発を行っている私の目から見た三菱ケミカルの将来性について説明します。
10年後の旭化成の将来性は？
旭化成の10年後は将来性アリになります。
やはりヘルスケア事業が強いです。
ヘルスケア事業は買収も上手くいっているようなので
いつの間にか売上の半分くらいを占めるようになるかもしれません。
20年後の旭化成の将来性は？
20年後も将来性アリです。
売上が日本の新築着工件数に依存する住宅事業は売上が下がるかもしれませんが、
ヘルスケア事業で挽回するでしょう。
旭化成の将来性の結論は？
短期的にも将来性アリ、長期的には将来性アリになります。
財閥系化学メーカーよりは将来性アリです。
三菱ケミカルは基礎化学品が多く、
住友化学はNo.1の事業があまりない、
三井化学は事業に偏りがある
これらの弱みは旭化成にはありません。
ただ、あくまで私見も含まれていますので、下記を見ながらご自身でも業界研究をお願いします。
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まとめ
今回は三菱ケミカルの将来性についてまとめました。
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